社長メッセージ

ナビコムアビエーションのホームページをご覧いただきありがとうございます。
2006年4月に設立した当社は、カーナビの空中への応用であるヘリコプター用地図情報表示装置から事業をスタートし、現在では衛星通信機材との組み合わせにより動態管理装置の提供を事業の主力としています。

主要なお客様は、消防・防災航空隊、警察航空隊を中心とするヘリコプターを運用する方々です。GPSマップ装置は確実な機位把握を可能とし、衛星通信機材との接続により地上指揮所からの航空機の行動掌握と指揮を実現しています。

当社の企業としての存在意義は、飛行の安全に貢献し任務達成に寄与できる機材の提供にあります。アビオニクス器材の開発・製造・提供を通じて、航空運用が抱える問題解決に取り組み、最終的に国民と社会の安全向上につながることになればと考えています。

具体的な活動方針としては、以下のような取り組みをしています。

ニーズの取得と実現に努めます。宇宙航空研究開発機構-JAXAによる災害救援航空機情報共有ネットワーク(D-NET)の研究開発に当社も協力し、活動現場のニーズ取得と解決に努力しています。

研究と開発にあたっては、技術と工夫の組み合わせにより製品化につなげます。新規技術の早期導入はもちろん、既存技術の応用も一工夫を加えることにより、これまでに無いものを作り出すことが可能です。

高品質な製造を追求します。一般的な認証であるJISQ9100の取得をはじめ、航空局事業場認定を取得しています。製品自体も航空局仕様承認を取得するなど、皆様からご信頼いただけるような製造環境を構築しています。

当社にとって、今後の課題と目標は次のとおりです。

進化する技術への対応:通信環境の進化は速く、地上での5G環境や大容量衛星通信が可能になってきました。それに伴う新しい通信システムの可能性が広がっていきます。

新航空環境への対応:UAV/無人機の普及とともに、空飛ぶクルマが運用を始める日もそう遠くはありません。このような環境下、安全かつ効率的な空域利用のために通信(Communication)・航法(Navigation)・監視(Surveillance)には何が期待されるのか。我々はこれに取り組みます。

熱意の維持:憧れでありながらも、一般社会からはやや距離のある「航空」という世界。その業界からの信頼を得るためには、熱意をもって取り組むことが必要です。当社はモーターグライダーを保有し教育・訓練に積極的に活用して、操縦士・クルーがおかれる飛行環境、飛行運用の特性と情報の有用性などの理解向上に努めています。

今後も皆様のご信頼をいただき、お役に立てるよう努力してまいります。引き続き、ナビコムアビエーション株式会社をよろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長

平塚弘司